前に「いっぺんに読むのが勿体ない」と書いた「ダブル・ファンタジー(山村由佳著)」、ついうっかり夢中になってしまって2/3まで読んでしまった。アアアア勿体ない。
思うところは色々あるんですが、ちょうど今書いている長編官能小説が「女の自己正当化の凄まじさ」を意識して書いているので、余計に彼女の小説がツボってるのだと思う。
ところで前に自分はこういう世界を書きたいということをコメント欄で書いたんですが…
「人格のぶつかり合いの官能小説」
これ、まさにダブル・ファンタジーが体現してます。私の足元にも及ばないレベルです(当たり前か)。
ただ、激しいセックスシーンも出てくるのに、全然エロくない。つまり、この小説を読んでも男の人は勃起しないだろうし女は濡れないだろうと思う。
で、2/3読んで思ったことなんですが…「人格のぶつかり合い」と「官能(発情小説としてのポルノ)」って接点無いんじゃないかな。自分はそれを追い求めてどこかにあるだろうと思い込んで頑張っているけれど、両方を満たしてしかも優れた小説なんて、無理なんじゃないかなと…
思ったりしました。いつも通り、思いついたままのそぞろ書きだし、全部読み終わったらまた感想が変わるかもしれないけれども、備忘録として書き記しておきます。
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