■ダブル・ファンタジー読了。「先を読むのが勿体ない」と思わせる濃密な本でした。この話、性愛の部分ばかりがクローズアップされるけれど、実は「創作家はいかにして感性を磨くべきか」という創作求道の物語なんだよなあと思ってしみじみしてしまった。たぶん女の作家はみんなこの本を読んで衝撃を受ける事と思う。最後のシーン、結局主人公に残されるのは新しい恋人じゃない(若い女に心移りすることを暗示するシーンあり)。彼女に残されるのは、創作という茨の道だけなんだ、たった独りでその道を歩くんだ……ということを思わせるような終わりかたでした。
読み終わったら古本屋に売ろうと思っていたけれど、手元に残すことが決定ですわ~。
■長編の〆切が短くて大変だ絶対無理だと思っていたのにもうゴールが見えてきてしまった。残り90枚だよ。
「凄いな自分えらいわ~」と思っちゃったけど、よく考えたら3年近く前に、映画のノベライズ(ビデオ観てシーンを全部メモ&文字おこしして、280枚分の小説に仕上げ直す)を4週間でやったことあったんだっけ。。。すっかり忘れてた。
そっちの方が凄くない? それまで最高30枚までの原稿しか書いたことなかったのに。
■二週間くらい前に「次の長編はこんな話を書きたい~!」と思っていたのに、ちゃんとメモっとかなかったので内容をまるっと忘れました。
■次の仕事(長編)も来るといいな。。。
■ところで今回の小説は、未亡人が出てきます。恋人と別れたヒロインと、ヒロインに恋するレズビアンと、未亡人3人です。未亡人と言っても「あなた……ごめんなさい……ああ……(崩れ落ち)」というのは無いです。皆けろっとしたもんです。女一人で苦労しただけあって、利益誘導のためには嘘だって意地悪だってけろりとしちゃいます。か弱いフリだって得意です。(悪いことだと思ってないの)
主人公の本庄氏は女に対して弱いので、自分が嫌だなと思っても、結局パワフルな女たちに振り回されちゃうんですよね。でもそんな中でも、男としての矜持だけは失いたくない。もちろん女だって、男の矜持を失ってる男になんか絶対惚れませんよ。パートナーを失った女は特に「男たるもの」に対する期待が大きいんですから。空閨を満たしてくれる男は、やっぱそれなりの男じゃなきゃあ。(ちなみに3作とも主人公は私の理想の男性像です。年齢などの基本設定は違えど、私の心の中では3人の魂(核)は同一なの)
だから踏ん張れ! 本庄君! 取りあえずエッチは丁寧に!
そして怒涛の射精だ! エッチの主導権は必ず取り返せ!
終わった後、女に自分の考えを押し付けるのを諦めろ!
逆に女の要求を堪えて呑んでやれ!
そうだ、
木鶏を目指すのだ!
そんなゴタゴタを、面白くてエッチなお話にまとめようと思ってるんですが、うまく行きますかね(^_^;)
※木鶏:以下wikipediaより転載:
木鶏(もっけい)とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏における最強の状態をさす
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