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響由布子
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日記は数ヶ月ごとに整理しています。
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※連絡先はhibikiyuko〒gmail.com(〒を@に直してください)
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菅原伝授手習鑑

今日は文楽公演を見に国立劇場に行った。
演目は『菅原伝授手習鑑』道行言葉甘替(みちゆきことばのあまいかい)と、吉田杜頭車曳(よしだしゃとうくるまびき)の段と、茶筅酒(ちゃせんざけ)の段と、喧嘩(けんか)の段と、桜丸切腹(さくらまるせっぷく)の段。

私の好きな豊竹始大夫は闘病中のため休演とのことで、そのことは会場に行って知ったんですがすごくガックリした。
今日の竹本住大夫はとても良かった。聞こえにくくて眠くなる、といういつもの現象に陥らなかった。しかし最後の方は結構喉がかれていたように聞こえて、苦しそうだったけど……それでもとても良かった。

一部の謡い手は肩に力が入りすぎていた。熱演は大変結構なのですが、何時間も座って聴いているこちらとしては、聴いているだけで疲れる謡はどうかなと思うのです。(こちらの感受性の問題なのですかね?)
ちらり、ちらりと、力を抜いてもいいんじゃないかなというのが私の感想でした。
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十二月大歌舞伎

【十二月大歌舞伎】に行った。演目は「摂州合邦辻」と「韃靼」。
「合邦辻」の方は以前に人形浄瑠璃で見たことがある段とまったく同じ。
最後の息絶えるシーン、私が二度目だったせいか、人形浄瑠璃と比較してしまっているせいか、長すぎ・引っ張りすぎな感じがした。終わってからそれ以外が特に思い浮かばないくらい、ぶち壊しになってしまった(私の場合)。

「韃靼」は唄と群舞が良かった。女の声と琴が入るとフレッシュな感じがする。ネオ歌舞伎もあんな感じなのかな。勇ましい群舞は初めて観ました。

日生劇場に入るのは初めてでしたが、こじんまりとしていてとてもいい劇場でした。椅子も大変座りやすく、席もゆったりとしていて、心地よく劇に没頭出来ます。


夏祭浪花鑑@国立劇場

※新しくカテゴリを1つ作って過去記事にタグをつけてたら、どういうわけかこの記事だけ、今日の日付が上書き保存されてしまいました。理由がわからない……本当は2009年の真夏に観たんだと思います。

今日は久しぶりに人形浄瑠璃を見た。演目は「夏祭浪花鑑」である。
本当に困ってしまうのだが人間国宝の竹本住大夫さんの謡が始まると途端に眠くなって寝てしまう。こればかりは好みなのですみません。

そして私の好きな豊竹始大夫を久しぶりに見た。
相変わらず声がよく通る。セリフも明瞭でわかりやすい。
でも今回は、短い演目なせいか力が入りすぎな気がした。
力演過ぎて人形よりも目だっていた。(でも好きなんですけどね)

文楽公演@国立劇場

今回は初めて第一部・第二部通しで観劇しました。午前11時スタートの午後8時終わりです。途中休憩がたくさんあるとはいえお尻が痛くなりました。

でも楽しかった。もっと精神的に苦しいかと思ったけど、一日人形浄瑠璃三昧というのは私にはとても楽しかった。幸せでした。自分がどんなに文楽好きだったのか、再確認出来ました。

演目は
「良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)」
「鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ)」
「勢洲阿漕浦(せいしゅうあこぎがうら)」
「桂川連理柵(さくらがわれんりのしがらみ)」

一番良かったのが「桂川」で衝撃の面白さでした。もう一回見たいくらい。
一番良くなかったのは「鰯売」で駄作と言っても良いと思う。これを作った三島由紀夫はおそらくヨーロッパの御伽噺(豚飼いとお姫様の話とかお姫様とアヒル飼いの話とか)をアレンジしたんだろうけど、そのまま江戸時代に持っていくのは無理だと思います。時代考証的に無理がありすぎる。

「良弁杉」もイソップ童話みたいな話なんだけど、見ごたえのある話だった。当時の階級制度がきちんと盛り込まれていて、それが母の哀れさを増すのに一役買ってました。

私の好きな謡い手は豊竹英大夫と豊竹始大夫なのですが、この日の始大夫は冒頭があまりよくなかった気がする。年取ったのかなぁ……。

謡いは若い方が声に艶と張りがあっていいし、発音も明瞭で観劇の邪魔にならなくて良いです。年を召された方々は、どれだけ名声があろうとも声がしわがれて聞き取り辛い。年配者には長い謡を担当して欲しくなかった。長い謡については、ぜひとも後進に道を譲って欲しいです。聴いてるほうがしんどいです。

文楽で私がとても好きなところの1つが、黒子が謡う最初の「とざいと~~ざい~~」の処なんです。
黒子が「と~~~ざい~~~~~」と謡いながら舞台袖に消える、だんだん小さくなる声の余韻がいつまでも残る、それを消すかのように三味線が始まる。「ああ、夢の世界が始まるんだな」という気持ちにさせてくれるとても重要な役なんですが、一人だけぞんざいな人がいました。袖に消えてすぐに発声をやめた(ように聞こえた)黒子がいたんです。がっかりでした。

出来れば謡いと三味線の人を照らすスポットライトをもう少し落として欲しい(最近は最初から最後までギンギンに照らしてるのです)。黒子の声が遠ざかり、脇の灯明の明かりが取り残されたところで謡が始まるとか、演出最高だと思うんだけどな。


とにかく、今度から、チケットが取れるなら、1部2部通しで観ようと思った秋の夜でした。幸せだ~。

新春浅草歌舞伎

まさかこんなに体調不良が長引くとは思わなかったときに切符を買ってしまった。キャンセルは勿体無い。どうしよう。
というわけで病院はとっくに行き終わったことだし、と、咳のしすぎで喉が傷ついたのかたんと咳だけが治らない状況で行ってきました。飲み物と飴を持ってマスクをしてのどの保護は万全です。お陰で咳は一回もしないですみました。

演目は
「一本刀土俵入り」長谷川伸原作中村勧太郎主演
「京鹿子娘道成寺」中村七之助主演

以下はプライベートblogの転載。新しく文を入力する元気がありません……
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獅童が出てないのであまり乗り気ではなかったが我らが心の師匠であるところの長谷川伸原作「一本刀土俵入り」をやっていたので行ってきた。
浅草歌舞伎は近年毎年行っているがあの気楽さというか自由さが好ましい。演じている側が若手オンリーで、同じ演目でも行くごとに工夫や実験をしているのか、ちょっとした間合いや音等が違うのも楽しい。

長谷川伸の話は結末もわかっているのに泣かされる。凄いなと思う。でも同行者は寝てた(ように見えた。本人は否定していたが)。

次にやった「京鹿子娘道成寺」。これは非常に有名な演目で私の母が長唄を習っていてしょっちゅうこれを練習していた懐かしい曲である。
踊りの主演は七之助だった。相変わらず美しい。玉三郎みたいだった。


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