今日は文楽公演を見に国立劇場に行った。
演目は『菅原伝授手習鑑』道行言葉甘替(みちゆきことばのあまいかい)と、吉田杜頭車曳(よしだしゃとうくるまびき)の段と、茶筅酒(ちゃせんざけ)の段と、喧嘩(けんか)の段と、桜丸切腹(さくらまるせっぷく)の段。
私の好きな豊竹始大夫は闘病中のため休演とのことで、そのことは会場に行って知ったんですがすごくガックリした。
今日の竹本住大夫はとても良かった。聞こえにくくて眠くなる、といういつもの現象に陥らなかった。しかし最後の方は結構喉がかれていたように聞こえて、苦しそうだったけど……それでもとても良かった。
一部の謡い手は肩に力が入りすぎていた。熱演は大変結構なのですが、何時間も座って聴いているこちらとしては、聴いているだけで疲れる謡はどうかなと思うのです。(こちらの感受性の問題なのですかね?)
ちらり、ちらりと、力を抜いてもいいんじゃないかなというのが私の感想でした。
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