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響由布子
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日記は数ヶ月ごとに整理しています。
適当に削除していますので検索でたどり着いても該当の日記が無い場合があります。
※連絡先はhibikiyuko〒gmail.com(〒を@に直してください)
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膝子という地名

■膝子って変な地名ですよね。由来は何だろう。埼玉県には「水子」という地名もあります。由来は何なのか。子供に関係あるのかな。
■膝子の名前の由来には諸説あるようですが、一番有名なのが「膝子塚」があるから、というものです。膝子塚は近隣の農家の嫁が膝に似た子供を出産してしまい、驚いて埋めた場所、と言われています。
■この説に異を唱える学者さんが居ました。膝子は瓢(ひさご)の事で、長年掛けてひさご⇒ひざこに転じたのではという事でした。この膝子塚が前方後円墳の形をしていて、それがひさごに見えたのだろうというのが学者さんの意見です。
■私には、ひさご→ひざこは無理があるように思えました。
■膝子塚は私有地なので立ち入りは出来ません(やろうと思えばできるけど)
■私には膝子塚の荒れ具合がとても気になりました。草ぼうぼうで人が入れない=普段世話する人がいないんです。手前の祠も、この辺では珍しい汚れたしめ縄でした。見沼の人はいつもきれいなしめ縄をしているのにここだけちょっと残念なんですね。なんでかな。
■膝子塚の近くに膝子八幡神社があります。この神社の裏手は遺跡の発掘場として有名で、古代の丸木舟が大量に出土しました。当時三笠宮殿下が発掘に参加されたという事で一躍有名になったのだそうです。
■膝子は古代からの遺跡がたくさんあるところで、膝子八幡神社にも土器があちこちに落ちているのだそうです。(見てこなかった残念)
■膝子の地名由来ですが、実は東北には「脛子」という言葉がありまして、それは脛くらいの大きさの人たちと言う意味なのだそうです。スネコタンパコともいうそうです。
■私は地名由来としてはこっちの方が納得いきます。つまりここには体の小さい部族が住んでいたのだと。日本霊異記にも「矮子(小さい人)」が出て来るそうです。小さい部族の人たちが朝廷に仕え、氏族として氏姓をもらっているそうです。
■この人が朝廷に仕えたコビト族の始祖と言われています。
https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E5%AD%90%E9%83%A8%E6%A0%96%E8%BB%BD-1135393
■小さい人たちは鍛冶をつかさどるという故事もあったそうです。「雄略記」では雷の髪を捕まえてきたそうです。身体の小さな部族……そっちの方が可能性あるんではないかな。浦和美園から伊奈町にかけて、古代の製鉄跡地がたくさん出てきている事とも符合します。どうでしょうか。
■より正しい情報を探してきました。『日本霊異記』にコビト族の事が出ていて、「侏儒(しゅじゅ)」と言って並外れて小さい人たちが宮廷でお仕事をしていたそうです。魏志倭人伝にも侏儒と言う言葉が出て来るそうです。不思議ですね
■膝子八幡神社には立派なご神木があるのですが、しめ縄を張ってないんです。しめ縄の無いご神木は初めてです。ひょっとしたらこの辺りは神道を本気で信仰していないのかもしれません。神社とはまず寄り合い場所、みたいな感じ。

【追記】
■いきなり解決したかもしれない。江戸時代より少し前の地図(鎌倉道)の今の膝子の辺りって、「膝子沼」という大きな沼があったのね。これはもう、膝の深さの沼という意味で考えていいんではないかしら。その沼を埋めて出来た土地が膝子であると。
■ロマンは無かったがすっきりしました。
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