さっき読んだ雑誌から抜粋
「おとなの週末」2010年9月号 p115
「覆面ライターのトホホ&怒体験」より
「浅草の老舗K寿司に、覆面取材に行ったときのこと。古びた店で入る前から嫌な予感がしていたのですが。生活感あふれる店内で、テーブル席に座るとハエと小バエがブンブンまとわりついてくる。家庭用の炊飯器がなぜか床に置いてあるうえ、冷蔵庫は見た目30年間掃除したことがないくらいに汚れまくり。『生ものを扱うのにあり得ない』と、なんとか理由を見つけて店を出ようかと思ったものの、気の弱い私はそれができず。
(中略)
食べるのがためらわれるお寿司を無理やり口に運びつつ、ふとカウンターの向こうを見ると、まな板の辺りに小動物の目が見えたのです。『ネズミ!? そんなまさか。きっと飼っているハムスターだ。でもカゴに入ってない……』。そうやって自分を無理やりだまそうとしたのですが、その後、その小動物はどこかへ行ってしまったところを見ると、ネズミ以外にありえません。飼ってる動物でも嫌だけど。それからはどうしてもお寿司が喉を通らず、6割方残してしまいました。
悪夢のような汚店でしたが、なぜか常連らしい男性1人客がいたんですよね。不思議です」(30代女性ライターM)
その男性客ってひょっとして……