自分は小説を書くときに魂を削るようにして書いてます。(そのわりにはへたくそですが、個人個人、能力の限界というものもあるので)
物語の端々に己のコンプレックスや怨念が出てしまっていて、それを売ることのダメージは実は計り知れないです。長編を書いたあとしばらく官能シーンが一切かけなくなります。今がまさにそのときです。
魂削り……短編だと傷は浅いですが、長編だと結構深い傷になります。
理由は簡単で、短編だと隅々まで目が届くのでコントロールが可能、長編だと(私の場合は能力の限界を超えてしまい)コントロール不可、心の一番奥深いところがにじみ出てしまうのです。
話したことはないのでよくわからないけど、絵を一枚完成させるごとに深く傷つく画家っているんじゃないかな。と思う。なんとなく。
あと、性差もあるかもしれない。(他の女性官能作家とは意見が違うのかもしれないけど私はそう思ってる)
男は性体験が豊富でも買春経験があっても勲章にしかならない。
女の場合はそうじゃない。口では「女も積極的でエロでいいんじゃない?」という男も、尊重して大事にして優先し、選ぶのはいつも「性に奔放ではない清らかな女」なんだよ。
その二面性が女をどんなに傷つけるかなんて、男にはわからないと思う。
(だからこそ、男と女の交際は面白いんですけどね)
自分は心と身体の健康のために、ゆるふわ死守。
選ぶのは読者なので、読者の支持が無くなったら消えます。
半年後に同じことを言っているのかどうかは判らないけど、今のところはそれで満足です。
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