中間報告のDSKさんを含めると3人の方から感想をいただきました。
ありがとうございますm(_ _)m
それぞれに違うところに注目した感想だったのですが、おそらく共通しているのが「意外なラストではない」ということなんじゃなかろうかと……いう気がします。(実は私も、どこが異色でどこが意外なのかよくわかってなかったのです)
たぶん官能小説の王道展開から外れるという意味で異色・意外なんだろうなとは思いますが、意外などんでん返しを期待されていた諸兄にはあの話は大きな失望だったもしれません。また、従来の官能小説的などんでん返しラスト(秘密暴露&劇的陥落、または女には受け入れ難い「両手に花」オチ)を期待されていた方々にも失望だったかもしれません。
自分は今後、人格と人格がぶつかり合いこすれあうことによって生み出されるエロスというものを追求していってみたいです。まさに【官能要素を含んだ大人の読み物】を目指したいのです。もちろん官能表現や描写も頑張りますけど、それプラス、特異なシチュエーションや意外な展開だけが先走らないようなストーリーつくりを目指したいです。
それで生き残れなかったら神の思し召しと考えてあきらめます。ハイ。
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こちらにもお邪魔して恐縮です。
>官能要素を含んだ大人の読み物
今、改めて長編前作『ゆうわく生活』のレビューを読み返してみましたが
「官能要素を含む大人の小説としてはこちらに軍配が上がる」と結んでおりますので
少なくとも響先生のお志は当初から貫かれており、それが読み手にも伝わっているものと思われます。
2作目にして早くも作家買いしてますので
私自身に『ゆうわく姉妹』に対する異色作との認識はありませんし
どちらにせよ決め手は内容ですよ。
濡れ場さえあればストーリーはどーでもいい
のであれば小説をわざわざ読むことはありません。
AVで事足ります。
小説という媒体を選ぶ以上、自ら能動的に「何か」を求める訳ですが
その「何か」とは、文章だけで想像(妄想?)するエロスのみならず
そこにはやはり相応のドラマ性や人間模様といった背景が支える部分があるんですね。
また、面白いことに出版元で
ある程度の色分けというか住み分けがされてますので
エロい要素に偏って嗜好するならば他のレーベルに行き着くと思います。
「黒本」とか「リアドリ」とか。
少なくとも「竹書房ラブロマン文庫」ならば
ラブロマンの要素を読者も求めることでしょう。
要するに、このような賛同者がどれだけ確保できるかなんでしょうね。
売れなきゃどーしようもないのはどの業界でも同じですから。
第四章まで読みましたが
自分の好みは姉の恭子のようです。(^^)
実生活とは逆のタイプを好むのも官能小説の面白さだと思います。
長々と失礼致しました。