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響由布子
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※連絡先はhibikiyuko〒gmail.com(〒を@に直してください)
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口蹄疫について思うこと

最近ずっとこの話題だ。本当に大変なことになってしまったと思う。
ああいった感染の広がりは、必ず最初の数頭→数十頭→数百頭→大流行という流れがあると思うので、最初の数頭を見逃さないような体制作りが今後必要なのではないかと思った。

ところでなぜあんなに大量に殺処分しないとならないかというと、「経済動物」であるという理由があると思う。
経済動物(もうけのための生き物)だから、えさを無駄にあげられないのだ。だから「患畜と同じ小屋に居た」という理由だけで殺処分になる。ずっとエサを与え続けて出荷直前に感染されたときの費用損失を最大のものに換算して神経質になっているわけだ。

政府はえさやビタミンなどの飼育コストを支援すればいいだけじゃないのかな。
畜産家は感染した牛豚だけを隔離して殺処分、それを丹念に繰り返しているうちに自然とおさまるように思うんだけど。だって、患畜のすぐそばの健康な牛豚全部が感染しているわけじゃないでしょう。冷静になって、陽性になった牛豚の数だけを数えれば、それは明白なはずですよね。(※多いのは殺処分対象になった牛豚の数で、中には健康で現況では問題の無い牛豚が相当数含まれている)

なんだか無駄に怖がりすぎな気がする。人間に感染せずに火を通せば大丈夫なら、ここまで神経質になる理由が無いよね。なんで狂牛病みたいに人間に感染することがわかっている病気に対して緩いくせに、口蹄疫みたいに人間が罹らない病気に厳しいの? って不思議に思う。

なぜここまで神経質に大殺戮するのか→経済動物だから(えさをやり続けた最後に感染されるくらいなら殺処分した方がまし)、という考え方が極端に適用されているのが本当のところじゃないのかなと私は思うのです。
違うかな。

あと、外国と日本の、家畜に対する感情の違いというのも考慮していただきたい。
欧州なんて家畜は道具だから、なんのためらいも無く淘汰しちゃう。その感覚の国で出来上がった対応策を、心優しい日本の畜産家に押し付けるのはむごくはないかと思う。

ていうか、大量の腐敗死体が原因の土壌汚染のほうが怖くない? 日本は大陸と違って雨と湿度が多いし…。

興味を持った人は続きへGO→




異変2度…でも「教科書と違う初期症状」宮崎口蹄疫
www.asahi.com/national/update/0519/TKY201005180565.html 


宮崎県で口蹄疫感染の疑われる牛が確認されるまで何があったのか。関係者の話から再現する。

 宮崎県都農(つの)町。3月下旬、ある農場で水牛が下痢になった。モッツァレラチーズを作るために飼われていた42頭のうちの1頭。往診した獣医師は、 31日に県の宮崎家畜保健衛生所に届け出た。

 県も立ち入り検査したが、口蹄疫にみられる口の中や蹄(ひづめ)の水疱(すいほう)、よだれがない。便なども検査したが、下痢の原因となる菌やウイルス が見つからず、結論が出ないまま下痢は治まった。

 これが最初の異変だった。

 この農場から南に約600メートル離れた別の農家で、次の異変が起きた。

 「口の中に軽い潰瘍(かいよう)のある牛がいる」。4月9日、衛生所に別の獣医師から連絡があった。2日前に往診したところ、1頭の牛が前夜から発熱し 食欲がなく、口からわずかによだれがあったのだという。

 県の口蹄疫防疫マニュアルでは「(口の中の)水疱は発病後6~8時間以内に現れ、通常24時間以内に破裂する」と記載されている。

 9日の往診で、口の中に直径3ミリほどの潰瘍は見つかった。しかし水疱ではなく、かさぶたのような状態。すでに発熱から4日がたつ。仮に口蹄疫なら、水 疱や激しいよだれが見られるはずだ。(以下略)

これ読むと最初に感染した水牛と同じ小屋に居た水牛には感染せず、数百メートルも離れた小屋の牛が突然発症してるのね。空気感染じゃなくて別のもっと濃密な理由じゃないの? って思う。同一の獣医が診察してたのなら、器具の消毒の方がよっぽど怪しいからそこを調べるべきだと思うけど。(原因特定は犯人探しじゃなく、新たな体制作りのためにあるんだから、きちんと解明して、以後の体制作りに活かすべきと思います)

 【追記】
こんなのがあった
ss.niah.affrc.go.jp/disease/FMD/japan/murakami.html

ここを読むと、「清浄国」という体面(特権?)を保つためにも、徹底的に撲滅(殺処分)させる手が取られているみたいだ。
けれども、先に書いたように、日本とそれ以外の大陸とでは、家畜に対する愛情のかけ方が違うわけで、家畜をサクサク淘汰しちゃう国と同じ対策を取るってのはどうなのかなと思う。見えない部分で失うものが多そうだ(畜産家の意欲とか)。
日本の技術力で、殺処分以外の方法で口蹄疫を撲滅する良い薬を作っていただきたい。そのために予算を組むことはきっと有意義だと思う。

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