小説道場、今回は何も持っていかないと直前まで決めていたがやっぱりせっかくの勉強会なのに手ぶらはもったいないと思い直し、現代小説を持って行った。
厳しい評が多かったが、たった2人だけ絶賛してくださってそれがとてもありがたかった。くじけそうになっている時には特に嬉しい。私は元来繊細(マジで!)な人間で、道場に全力を注ぐために隠遁穴ぐら生活を二年近くしているせいかだんだんコミュニケーション能力と肉体の衰えが加速されてきている。才能がある人は隠遁などしなくとも何かを断たなくとも達成できるのに自分は多大な犠牲を払っていま何をやっているのだろうと途方に暮れることが最近多い。
「人生とは」「善く生きることとは」みたいなことで悩む自分がそのまま作品に投影されている。その傾向が最近とみに強くなっている。
伊東先生は「私小説を僕は否定しないが、読者が共感する私小説でないとつまらないよね」とおっしゃった。
さじ加減なのかな、と、頭ではわかっているのだけれども……。
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