チャラそうな男でも、真面目そうな男でも、普段はのんびりで優しい男でも、「ギラついてる」時がある。
そういう時の、男の獣のような目が怖い。声が怖い。息が怖い。雰囲気が怖い。
自分に性的な目が向けられた時の居心地の悪さ。恐怖。逃げ出したくなるようなあの感じ。
この事は、男性に話しても理解してもらったためしがない。
多分女の子同士なら分かる話だとは思うのだが。
性的に興奮した男性っていうのは、どうしてあんなに怖いものなのだろうか。
抵抗しようが、何かされそうになってやめてと言おうが、体力や腕っぷしの上で、女が男に勝てるわけがないのだ。だから余計、怖い。
さっきまで普通に話していただけなのに、相手のスイッチが入った途端、別人のようになる。
そういうのは怖いから、密室を避けたり、暗闇を避けたり、二人きりを避けたりしているのに
隙をついて「ギラつく」男が怖い。満月を見て変身する狼男のようだ。
男は狼なのよ、とはよく言ったものだ。
多分それは本能的なもので、女である私には一生理解できないものなのだと、頭ではわかっている。
しかし、「ギラつかれる」ことへの恐怖は、ひとと付き合うとか結婚するとか、そういった事にかかわってくる。
彼氏をつくる。旦那をつくる。これって要は、ずっと「私に対してギラついてくる」相手を保っておく、という事ではないか、
そんな恐ろしいことできない、なぜ、そんな獣をそばに置いておこうと思うのか。私にはわからない。
本当に、何で皆、平気なんだ?よく、獣のような生きものと手を繋いだりデートしたりしてるなあと思う。
いつ豹変するかわからない、いちいちギラつく「男」という生き物が怖くて仕方が無い。
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この乙女の妄想(歪んだ襲われ願望!?)みたいなのも面白いですが、
リンク先のツリー式コメントの荒れ具合もなかなかに味わい深いです。
こんな初心なヒロインが一見して優しげな男に(次第に、でも一瞬に、でも結構ですが)心を奪われ、上手くリードされつつ実はちょっぴりSだった男の本性が現れて軽く調教されつつも徐々に女の悦びに目覚めていき、狼だと思って毛嫌いしていた男って本当はステキ。あの頃の潔癖で自意識過剰だった自分に教えてあげたいくらい。
……とメロメロになっていく官能小説をお願い致します。(笑)
ちょっとハーレクイン的な風味が入っちゃいますかね。(^^;)