※元ネタは井沢元彦氏の「無精列伝」(雑誌連載)の一節です
「売家と 唐様(からよう)で書く 三代目」
食うや食わずで何とか財産を増やした初代は、学が無いので自分の持ち家を貸したい時に「かしや」とひらがなで書く。
ところが極楽とんぼの三代目は、教養たっぷりの趣味人で、自分の家を傾かせてしまって売り家にしないとならなくなっても、わざわざ唐様(隷書のような素人に読めない書体)で「売り家」と書いてしまう。
つまり三代目の無能を笑う川柳との事です。たった17文字にこれだけのドラマを入れてしまうそのセンスが凄いなあと思ってメモしたのをテキストに起こしました。