■我が家の美以姫ことみーちゃんはとんだお姫様である。寒いと体調を崩し、暑いと体調を崩す。冷暖房完備じゃないといけないらしいが、温め方冷やし方によってまた体調を崩す。
■一昨日あたりから埼玉は寒い。みーちゃんは炬燵の中や押入れの中でじっとしていて心配になるくらいこんこんと眠っている。
■彼女を見ていると、アンデルセン童話の「えんどう豆の上に寝たお姫様」の話を思い出す。ベッドの上にえんどう豆を一粒置いて、その上に敷布団を20枚、羽根布団を20枚敷いて寝かせたら、「背中に何かが当たって痛くて一晩中眠れなかった」という話だ。みーちゃんも間違いなくこのたぐいのお姫様で、すぐに体調を崩す。
■一方、頑丈なにゃん吉王子は寒くても平常運転だ。身体も大きいし毛もビッチリ生えているから大丈夫なんだろう。
■実はこの冬、みーちゃんを膀胱炎にしてしまった。「うたごえ奥さま」の原稿に忙しくて、「オシッコの量が少ないな、おかしいな」とは感じていたけれど、病院に連れて行かなかった。〆切が終わって今までよりじっくり猫に構うようになって「あれ? やっぱりおかしいんじゃ」となって慌てて病院に連れていった。
■症状としては、おしっこの回数が多い割に出ない時が多く、また一回の量が少なくなっていた(お猪口一杯あるかないか)。トイレに座ってじっとしている事も、今思えば時たまあった。
■注射一本で治って良かったけど、これから考えないとならないと思った。原因は多分暖房のせいだ。もともと水をあまり飲まない猫なのに、木目調ホットカーペットの上にテントを作ってその中に入れたベッドに寝かせていた。それで干からびて尿の量が激減して炎症を起こしてしまったんだろうと思う。みーちゃんに限っては、尿量の減らない快適な暖房にすべきか、冬場は水分量の多いナマ餌のみにすべきだと思った。
■一方のにゃん王子は毎日水をがぶがぶ飲むのでおしっこの量も充分。ホットカーペットの上でごろ寝しても全然平気。いつも派手な音を立てて時間を掛けて大量のおしっこをしている。スパゲッティくらいの太さのオシッコだ。これなら膀胱炎にはならないでしょう!
■今度の冬、みーちゃんどうしよう……毛糸のセーターでも編んで着せようか…
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