■毎日チェックしてくれる方がいらっしゃるというのに、私生活のごたごたで疲弊しているせいでブログ更新がままならない状態でいます。どうしようかと思っていたのですが、ふと思いついて先日書いた私信メールをコピペしてみました。※個人情報を隠すために一部改編しています。
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○○さま
毎日暑いですね~。といってもこちらは昨晩から少ししのぎやすく
なりました。どうせ束の間の幸せでしょうが、昨日昼まではネコが吐いたり
してましたので、飼い主としてもほっとしております。
さて某SNSアカウントが消えたと△△さんから連絡がありまして…
長編の追い込みなら万々歳、もしくは私生活が大忙しなら胸を撫で下ろす
のですが、ひょっとして凹んでいたらと△△さんは心配しておりました。
色々な作家がいて色々な小説を書くわけなのですが、自分にしか書けないものが
○○さんにはすでにあるので、凹む必要はないですよ。あとは根気だけです。
かくいう私も先日、清張賞の前回受賞者のインタビュー記事をネットで読んで
大分凹みました。もうね、小説家になりたいと思った経緯からして全っ然違うんです。
史上最年少受賞者が何を言い何を考えてきたか… 取りあえずざっと読んでみて下さい。
http://www.wasedaweekly.jp/detail.php?item=444
神に選ばれた人間ってこういう感じなんですね。□□さんを初めて見た時「なんでこんな
サラブレッドみたいな人がここにいるんだろう」と、野良馬としては思ったものですが…
で、自分から見ると○○さんも△△さんも××さんも、□□さんと同じようにサラブレッドなんですよね。
どうして馬場で走らないのかな、どうしたらパドックに入れる事が出来るかなと、そんな風な
思いで眺めております。
ちなみに私が小説家になった理由って、色々考えてみたんですがおおもとは…
実は私、小さい頃から見てきたような嘘を付く子だったんです。学校の先生だった
母はその事が許せなくて、「お前みたいな子はどうせロクなもんにならない、将来は
犯罪者か小説家くらいにしかなれないだろう」って言われてたんです。
つまりそれが言霊となって私を縛っていたのだなと…そう思うと、他の作家と私の違い
(読書が嫌いとか、他人の創作物に興味が無いとか、勉強が嫌いとか、努力が嫌いとか、
チャンスを活かす積極性が無いとか)全部説明がついてしまうんですよね。
これは凹むでしょう(>_<)実際相当凹んでますけど
って慰めるメールを出すつもりが慰めてくれよメールになっちまいました(´・ω・`)
響由布子 拝
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こちらに書き込むのは久しぶりですね。
◯◯さんに私信を投げていただき、感謝です。
あのあと、本人からメールをもらいました。響さんの予想どおり、どうやら背水の陣を敷いたようです。他にも理由はあるそうですが、よってSNSはしばらく休業すると…
読んで一安心いたしました。
あの、実を言うと、かくいう私も昔は嘘つき少年だったんですよ。
しかも自分で言うのもなんですが、大人を騙すような結構巧妙な嘘をつく子どもでした。私の場合、特に父親からはしょっちゅう嘘つきは泥棒の始まり、と悪しざまに言われたものです。まったく、ど外れたオオカミ少年でした。
今もそうかも知れません。少年が中年になっただけで。
でも、想像力がたくましくないと、もっともらしい嘘はつけません。どうせ嘘をつくならつきとおせ、が私のポリシー。これって、ある職業で絶対に必要とされる一種の能力ではないですか?
そう、今まさに響さんが就いている仕事です。
小説家なんて、みんな大嘘つき、確かそう言ったのは、響さんご自身ではなかったですか?私は深く同意しました。まったくそのとおりだと。
だから今でも嘘をつきっぱなしです。
だからお互い胸を張って嘘つき人間でいましょう。