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舞城王太郎

【好き好き大好き超愛してる】(舞城王太郎)

たまたま古本屋(すんまそん)で、「まぁ若い人に受けてる小説でも読もうかな」と何気なく買って読んだ。「ビッチマグネット」で名前は知っていたけどラノベ系の人かなと勝手に思って敬遠してた。正直言って、1ページ目の文体と表紙でちょっと軽く見てた。ドタバタモノだろうと思って。

ところがぎっちょん。電車の中で涙止まらなくなってしまった。訴えたいことを真摯に書く、作者の姿勢にもショックを受けたけれども、自分は恋愛ゴッコしかしてなかったとか、こういう純粋さはとうに失われてもう絶対戻ってこないとか、生きるということの残酷さとか、メタ化された社会のきしみとか、いろんなことがまっすぐに自分にぶつかってくる本なのだ。この本読んで私はまじで【悔い改めたい】と思った(でももう取り戻せないんだけどね)。そのくらい凄かった。

家に戻ってネットで検索してみたら、この本も芥川賞候補になったのだと知った。
「まーそうだろう」
「どらどら、選者はどんな評価だったのかな」
選評が載っているサイトを確認して唖然とした。
ちゃんと読んでない(と思われる)人が大半じゃん!
こんなにも構成ががっちりして作者も真正面から剛速球を投げてきている、どういう世界観なのかもあざといくらいにはっきり見せているものすごいエネルギッシュな小説なのにあんな頓珍漢な選評言って……かなりむかついて「一生恥かいてろ」ってちょと思った。
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ラノベ侮りがたし
DSKです。

実は、ちょうど今、ライトノベルを考察するジャンルの本を読んでまして
そこに舞城王太郎先生の名前も出てきますよ。

>ラノベ系の人かなと勝手に思って敬遠してた

多くのマジョリティな読み手も権威ある出版社も文壇も
結局はこの偏見から未だ解放されていないということですね。

例えば『ブギーポップは笑わない』(著:上遠野浩平、電撃文庫、1999年)
などは、単巻累計で260万部くらい売れているそうですが
一般的には全然知られていない。

『涼宮ハルヒの憂鬱』(著:谷川流、角川スニーカー文庫、2003年)
が、シリーズ累計で約650万部なのは
割と知られてる方かもしれませんが

つい先日、完結した『フルメタル・パニック』(著:賀東招二、富士見ファンタジア文庫、1998年)
なんかは、シリーズ累計で1000万部に届きそうだそうですから。

サブカルチャーと言いますかアンダーグラウンドと言いますか
知る人ぞ知る世界の最たるものかもしれませんが
「ライトノベル侮りがたし」だと思いますデス。

若者の活字離れが叫ばれる昨今にあって
電撃文庫編集長(当時)の「我々にそのような感覚はない」
という主旨の発言が興味深いです。

ついでに申し上げますと
ライトノベルのブームとされた2003年頃の
売れ行き活況を呈す中に「官能小説」という文字もありました。
少なくともこの頃の官能小説は発行部数を伸ばしていたようです。

では。
無題
こんにちは~。

他のラノベというと「キノの旅」を随分熱心に読んだことを思い出しますが、それ以外は長続きしませんでした(^_^;)玉石混交過ぎで酷いのはほんとに酷いし。「可愛い萌えイラストが無かったら売れないんじゃないの?」ってのもありますよん。

舞城王太郎さんのこの小説は、分類上はラノベじゃないと私は思います。というのはキャラも含めて物語の作り方が違うからです。(萌えイラストが無いという点もあるけど、根本的なものが違うと思う)

どう違うかということについての自分の考えはまだ上手くまとめる事ができませんが、官能小説の物語・キャラの作り方はラノベに近いと思います。両者はかなり親和性があると思います。

こちらによると分類には諸説あるようで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB
何をもってライトノベルというのかについては明確な決まりはないみたいですね。私はキャラの作り方物語の設定の仕方が違うと思うんだけど…

乙一のGOTH(だったっけ)、林真理子の恋愛ものはラノベ寄りだと私は思っていて、星新一と時雨沢恵一はラノベだと思います。

ハルヒの作者の人は、イラストなしの小説が支持されたらそれを読んでみようかなと思います(これって差別とか蔑むという類の話じゃなくて、同じ条件下で……と言う事だと自分は思います)

言いたい放題ですが(^_^;)そんなとこかなぁ~
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