なんだろうこのつましさは……
ゆで卵の酢漬けなんぞに嬉々としてヨロコビを感じるだなんてどうよ？

時折小説内に食べ物を出す私ですけど、せいぜい卵焼きとかスパゲッティミートソースとか、そんなんばっかり。どこそこのマスカルポーネチーズをふんだんに使ったティラミスとか、ベルギーチョコのクチュールがどうたらとか、下関のフグがどうたらとか、そんなの一切出てこないわ。知らんから。

でも先日、イタリア旅行土産に本場のワインとチーズを飛行機で運んで来てもらって食べたらすごくすごく美味しくて、感激したはしたんだけど、日本に輸入されて来るワイン・チーズのまずさを知ってしまった……。もう変な物を食べても美味いと思えないかもしれん。そう、それを知ったことで、おのれの日常を支えている大きな部分を捨ててしまったカンジ？


どっちが幸せなんでしょう。童貞諸君。