今日は日比谷公園でやってる
「特別展・ダヴィンチ」を観にいった。
ダヴィンチというと巨匠・天才・凄い・権威みたいな感じを私は以前から持っていたのですが、この展覧会を見て考えが変わりました。
凄いことは凄いけど、彼はマッド・サイエンティストというくくりが一番しっくり来るのではないだろうか……。一日中ぶつぶつ言いながら急にひらめいては手帳にシコシコ書きなぐって、かと思うと一日中空だけ見てたり絵とにらめっこしてたり、はたから見たらカナーリ理解しがたい変人だったのではないでしょうかね。
彼によるとこの世の人間は三種類いて、「見える人」と「見ようと思えば見えるのに見ない人」と「見えない人」なんだそうです。おそらく彼の言う「見える人」って、ヨーロッパ大陸で十人もいないレベルじゃないのかな……という感じがしました。
展示物は趣向が面白かったです。絵と機械工作(主に飛行・歯車・軍事)と解剖とに部屋が分かれてました。解剖のスケッチ(複製)とか凄かったなぁ。彼の狂気に触れまくった空間という感じがしました。
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