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響由布子
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女性
趣味:
ペットと遊ぶ
自己紹介:
日記は数ヶ月ごとに整理しています。
適当に削除していますので検索でたどり着いても該当の日記が無い場合があります。
※連絡先はhibikiyuko〒gmail.com(〒を@に直してください)
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土に点2

■先日書いた「土に点の文字の、点の位置によって土が違うという説には懐疑的」という話の続き。
■その説を説いた日本の氏姓研究第一人者と言われる丹羽基二先生の他のご著書を読んで面白かった事など。
■田んぼについて、美味しいコメが取れるのが自慢な地区は「飯田」、高台にあって日がよく当たり水はけがいい田んぼの地区は「高田」「上田」、低地にあってすぐに水が溜まって水に草が浮く田んぼの地区は「池田」もしくは「浮田(←この苗字の一族が増えすぎると区別のために宇喜多、宇喜田などの飾り苗字が派生する)」、こちらの方はとても納得しました。というのは大昔、良いコメが獲れるかどうかは多くの民の死活問題だったからです。社会の関心も高かった事でしょう。
■土器作りの土の様子がどうなのかについては、土器作る人以外にはどうでもいいし、もし本当に土の状態が気になるなら田んぼに対しての命名みたいにもっと違いのはっきり分かる苗字にするのではないかなと私は感じるのですが……。
■ただしこの件について自分は否定のための材料集めしているような気がしてます(自覚あり)。
■もう一つ面白い事が書いてありました。「村田」と「田村」の違いです。「田村」は良い田が出来る場所に人が集まって村が発生した事を表し、「村田」は村に(新たに)出来た田んぼの地区を言うのでは、という説です。「田村」の方が苗字としては古いというわけですね。
■飲み屋での与太話みたいに聞こえなくもないのですが、丹羽先生の凄いところは数多くの古文書をきちんと読み解いて推論しているところなのです。氏姓制度(年代別の違い等)と苗字と名字と屋号の違いなども言及されています。
■それにしても、インターネットやSNSが普及していなかった時代これだけの苗字を集めて話を聞き、分類することは大変な作業だっただろうと思いました。我々はとても良い時代に生きているのだなあと思うのです。
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