記録(保存)用にこちらにも投稿。
21世紀に儒教を問う(早稲田大学孔子学院叢書)この本面白そう。儒教はぼちぼち勉強しているんですが、何度聞いても「儒教は宗教じゃなくて善く生きるための方法論、手順」ってのがピンと来てないのですが、こちらのレビューにもその事が触れてありました。
リンク先レビューの気になる部分を転載しておきます。「宗教」という言葉にとらわれ過ぎている自分を再発見したような気がしないでもないです。この本に興味ある方は是非!
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・(儒教は)超越して外在する世界を持たないのである。…活き活きと生きる具体的な人を省察の起点とする、これが儒家の最も基本的な信念である。(70頁)
・(宗教学者ウィルフレッド・キャントウェル・スミスによれば)religionという名詞そのものが学術界に極めて大きな偏見をつくりだし、多くの不健全な結果をもたらしており、この言葉を取り除くべきで、名詞としての宗教(religion)は多くの困難を生み出しているので形容詞(religiousu)だけを用いるべきだ、と主張している。なぜならばreligionの出現は17世紀で、それはキリスト教文化を中心として発展してきた一つの観点だからである。比較文化学から言えば、キリスト教徒はキリスト教以外のあらゆる宗教はすべてism(主義)で本当の意味での宗教ではなく、真正な意味での宗教はキリスト教であると考えてきた。(126頁)
---以上、若村さき氏のアマゾンレビューより転載---
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