先日の深夜、大宮駅でタクシーを待っていた時の事。
私の前にいた中年男性が「いやあ、大宮ってのはタクシーが多いねえ」としきりに感心してたのです。どうやら地元民ではなさそう。
年恰好はいかにも自由業? 刈り上げっぽい頭にグレーのヨットパーカーに明るい色のブレザー、下半身はスウェットに電気工事の人が履いてるみたいなブーツ。そしてトートバッグにはノートPCとルーターっぽい周辺機器。なんだこの人……。
その男、ドアを開けたタクシーの中に顔を突っ込んで放った一言が
「富山まで行ってくんない?」
あっさり断られてしまい、私に車を譲ってくれました。
で、タクシーの中で早速さっきの客の話に花が咲きました。
運ちゃんによると、月一回くらいああいう豪快な客が現れるそうです。理由は、新幹線の終電を逃したとか、親の死に目とか、誰かに急に会いたいとか、そういうのが多いそうです。
運ちゃんによると、今までで一番遠くまで行ったのは金沢だそうです。15万円ほどだったそうで。
ただし帰りが大変で、ガススタンドが無くて途中でガス欠を起こしてしまい、レッカー移動の憂き目にあったとか。もちろんレッカー移動代は自腹だそうです。ガス欠は自己責任(管理ミス)なんだって。
そういうのも大変ですけど、自分の勤務時間内に戻ってこられないといろいろ面倒みたい。
タクシーの運転手は個人事業主かと(会社システム的には生保業界の営業レディと一緒じゃないかと)かと思ったら違っていて、正社員だそうです。それで勤務時間が決まっているのですね。
他にも、100キロ超えると帰りの高速代も合わせて請求する決まりがあるという話なども聞かせてもらいました(ただし会社に寄って決まりは違う)。なるほどなあ……。
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正社員ですと、アレですよねぇ。
> 100キロ超えると帰りの高速代も合わせて請求する決まりがある
ほほぉ~う、その会社では。
100キロを超えるような移動は、計画的に行いたいものですねぇ(苦笑)。