ここのところ、メラニア・トランプのインタビュー動画ばかり見ています。
彼女、面白いです。見た目は派手で都会的なス-パーモデルなのに、中身は東欧の田舎の保守的な主婦そのものなんです。大統領選の行脚に一緒に行かない理由は「子供がまだ9歳だから」。優先順位は常に子供なんですね。それに自分自身も脚光を浴びるのが嫌いときている、それは東欧の女学生だった時代の友達も証言していて、彼女は昔から中心に居ることを好まないのだそうです。
彼女は自宅で出来る仕事を選んでしています。それはジュエリーデザインです。自分のジュエリーボックスからインスピレーションを得て、主婦のために比較的安価でしかもゴージャスなものを作ろうと頑張ってるんです。値段は40~250ドルとか。そしてデザインがちょっとださいのがまた泣ける……。そして売る場所はQVC(ショップチャンネル)なんですねこれがまた。色々な事に気後れする内向的な主婦の事、よくわかってらっしゃる。欲しくても店舗まで行く服とか整えるだけでうんざりしちゃうんですよねってどうしてメラニアはスーパーモデルなのにそれを知っているのだ!!! 彼女の場合、売れるからそれをするのではなくて、最初からこういうスタイルで行きたい、自分はこのスタイルで誰かの役に立ちたいという信念でやってる感じなんです。そこもまた面白い。しかもちょっとダサいのが泣ける……。
彼女はインタビュー相手から意地悪な質問をされても「私は夫を信じています」「彼は素晴らしい紳士です」「それは昔の事。私は彼を許します」絶対に揺らがないです。
「夫を支えるのが妻の役目」と言い切り、「小さい子供のために家にいるのが母の役目」と言い切り、新婚の時のインタビューで「子供は」と聞かれ「もちろん、子供を作ります。彼は夫で私は妻なのだから、子供を作るのは当然」「ファミリーってそういうもの」等、ウーマンリブのキャリアウーマンが聞いたら発狂しそうな発言を誇りをもっていうあの姿がお見事!
まあ長々と書きましたが、ドナルド・トランプがぞっこん惚れた理由が良く分かりました。新婚時のインタビューでトランプが「彼女はものをねだらない」みたいなことを言っていましたが、下手すると着てる服はスーパーモデル時代のものばかりかもしれないです。(だからヨーロピアンブランドがほとんどなのかも…はやりすたりのなさそうな服ばかりだし)
なのに彼女の事をビッチだとかメールオーダー花嫁だとか金目当ての結婚だとか、口汚くののしったり馬鹿にしたりする輩の多いこと多いこと。
オバマ大統領夫人のスピーチを盗んだことを鬼の首を取ったかのようにはやし立て馬鹿にしてる人たちもたくさんいますけど、普通に考えれば分かるじゃん。スピーチライターが盗作原稿をクライアントに渡したら(それがたとえメラニア夫人本人からの注文だとしても)自分の経歴の大きな傷になるって。
よほど大きなご褒美、一生の安泰を約束するようなご褒美がない限りそんな事に加担しませんよ。で、メラニア夫人が自分自身を貶め夫の足を引っ張るためにわざわざ大きなご褒美をライターに渡すと思いますか? ライターだって、「気づきませんでした」では済まないでしょう本当は。原稿を作ってる途中で気付かないわけないです。「この段落をそのままスピーチに入れて頂戴」と文章を渡されたら「あ、これ、有名なスピーチだ」ってすぐ気づきますよ。
スピーチ草稿作りは大学に学科があるくらい専門的な分野なんだし、書く人だって馬鹿じゃないし、それで一生食っていきたい人たちが競争し合ってしのぎを削って足を引っ張り合って何とかのし上がろうとする世界なんですから。大統領選なんて、研ぎ澄まされた世界の頂点に立つスピーチライターが活躍する世界なんだもの。「うっかり」なんてあり得ない。
とか思いながら今日もインタビュー動画を見ております。彼女は面白いし素敵です。
思わず熱く語ってしまった……(*´з`)
こんなのもあるよ
Melania cooks and packs bags for The Donaldメラニアは「あの」ドナルドのために手作り弁当を作って持たせているのです。(新婚当時)
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