時代作家の誉田龍一さんからご著書をいただきました。
ありがとうございました!
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物語は「公事上聴(くじじょうちょう)」という行事を設定の中心に据えてあります。面白いです。
公事上聴とは、公事をご覧になりたい将軍のために吹上御庭で行われた行事です。公事上聴は三代将軍家光が始めたとされ、吉宗、家斉などが行ってきたとされています。ただし将軍1人に付き生涯で1~2回しか開催されなかったようです。
と・こ・ろ・が。
十代将軍家慶はこの行事がだい好きで、ひどいときには十日とあけずに公事上聴を行っていたということなのです。時の奉行・遠山景元(遠山の金さん)とお友達なので気軽に呼び寄せていたのでしょう。
さてこの将軍、困ったことに、推理オタクなのかなんなのか、やたらとお裁きに口出しをしてくるのであった。
困った遠山景元は、上様からの問答に冷や汗脂汗……。中間管理職の苦労が……。※基本的に謦咳に触れた新鷹会の大先輩以外は「さん」で統一させていただいております。悪しからず。
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