とある読者さんが「秘め事しらべ」のAmazonレビューを書いてくださいました。
「響さんに座布団10枚」なんて書いてあると、何となく私の事を直接知っている人？なような気もしてきますが、心当たりがありすぎて誰だかわかりません。

でもとても嬉しかった。「ストイック」と書いてあったのが特に嬉しかった。
そうなんです。確かにあの小説はセックスをバンバンしているけど、でもある意味ストイックな二人の姿を描きました。性に不器用な人の姿が好きなんです。

考えてみると、小説を書く側として色々と迷っている時、最終的な救いの手を差し伸べてくれるのはいつも読者さんでした。レビューだったり手紙だったり葉書だったりです。
本当に書きたい事が事情を何も知らない相手に伝わって、フィードバックが戻ってきたとき、それが一番うれしいです。

「性描写はともかく…」とも書いてありましたが、ここはもう個性ですから「我が道を行く」という事でよろしくお願い致します。性描写はひとによって好みが違いますので、いつか貴殿の脳みそに浸透して「やっぱこれじゃなきゃ嫌だ」となるよう頑張って書いてゆきたいです。

小説について内輪で色々な事をゴチャゴチャ言われて軽いパニック状態（迷走中）だったんですが、これで抜け出せた！（と思います…）
著者として、読者の方をずっと見ていたいです。