国会前のデモが盛んなようだ。気持ちは凄く良く分かる。凄~く良く分かるけれど、賛同できない。
デモで政治を動かそうとするのは暴力で政治を動かすのと一緒だ。法案をどうにかしたいなら鍵を握る公明党+野党+自民内の反対派の票を取りまとめるべくその労力を向かわせるべきではないかと思う。もしデモで法案をストップさせたいのであれば、国会議事堂に火をつけて全焼させるくらいはやらないと止められない。
もし彼らがそういう手段を模索しないのであれば、デモは単なるガス抜きに過ぎない。今までに何度もガス抜きでお茶を濁してきたように、遠くで怒鳴って騒いで終わり。流れは何も変わらない。
そんな無駄なコトをするなら、投票率を上げる運動でもした方がはるかに有益ではなかろうか。
「自分に合う政党・政治家」なんているわけがない。まずそこから義務教育で教えるべきだと思う。消去法で政党や政治家を選ぶ。現時点で自分が絶対譲れない政策に沿った政党を消去法で選ぶ。政治家や政党にバッテンを付けていって一番少ないトコロに入れる。一票は選ぶためでなく抑止のため、そんな風に考えると「票を入れる人・党がない」ケースが少なくなる。
あと、何度も自民党に騙されている人はいい加減目を覚まして欲しい。
あの党の酷い所は黙って(あるいは騙して)政権を獲ってから国の利益を売るところだ。
北朝鮮拉致がどうしてあんなに堂々と行われていたのか。
某野党のせいじゃない。政権与党の見て見ぬふり、及び腰のせいだ。
「売国しますよ」と宣言する党の方がまだいい。
国民の意見を聞く姿勢がある党の方がまだいい(姿勢だけでもある方がまだまし)。
TPPは本当にまずいと思う。日本が日本国内の犯罪を日本の法でさばけなくなる可能性がある。あれは国の権限を取る条約と言ってもいい。
すべてがTPP主導の国の采配(具体的にはアメリカ)で決まるようになる。「うちの国内では食わせられないなあ」という危険な物を海外に押し付けやすくなる。弱腰でアメリカ腰ぎんちゃくの日本がアメリカのゴミ箱になる可能性だってある。
アメリカは自由貿易なんて絶対しない。ガッチガチの保護貿易で、自動車産業が危ないとなれば国をあげて何度となく日本の自動車メーカーに言いがかりを付けて金をむしり取り風評被害をもたらそうとする。
集団的自衛権も危ない。もちろんそのような法が自国にあってもいいと思うが、今の日本の政権与党のひどさを考えると危ない。アメリカにいい顔をするために国民に平気でうそをつく政権に武器(権限)を持たせて良いのだろうか。普通に考えて駄目でしょう。
むしろ、政党が選挙時の争点であった政策を180度変えた時に総選挙をし直す、あるいはその党は強制解党という法律を作るべきだと思う。でないと「投票意味ないじゃん」という風潮は払しょくできない。
PR