大分前の話なんですが……。
家に来た学生時代の女友達に私の文庫をプレゼントしたのです。そしたらその彼女からメールが来て「○○ちゃん(本名)の本、読破したよ~」って書いてあったんです。
それを読んでハッとしました。小説でもっとも大事なのは読破の喜びだなあって。読書後の充実感、テキストを読み通した喜び、とでも言えばいいのかな。「読破した~」っていう喜びこそが読書の喜びだよなーって改めて思いました。
官能小説だって読破の喜びがあってもいいと思う。「とにかくエロく」って言う編集者さんもいらっしゃるけど、小説ですから読破の喜びは重視しましょうや……って思います。とかなんとか思いつつ話題の官能小説「淫府再興」読んでます。
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