そろそろ、次の長編のプロットを意識する時期になりました。初めての時代官能、初めての時代ものの続編、だいぶ緊張しております。
「さらわれた姫君~色泥棒・たちまち小僧」については同業者の方々から嬉しいフィードバックがありました。ご指摘の通り、この物語は「カリオストロの城」をベースに書かれております。
何故そうしたかというと、人間関係を頭に入れやすいかなと思ったからです。続編からは流れが少し変わります。一作目の登場人物を使って、政治の話にしようと思っております。松平定信と田沼意次が出てきます。前回は登場人物を絞りましたが次回作はもう少し多くなるかな……どうだろう。私の場合、7割官能シーンという縛りがあるので3割分しか物語には使えないんですよね。その中でいかに話を分かりやすく構築するか……悩むところではあります。
うんちくは極力カットしました。読みやすさを第一に考えました。路線としては山手樹一郎先生の大衆小説を真似したいです。私の小説の常なのですが、悪人を描くのが下手です。「たちまち小僧」の次回作では魅力的な悪役を描きたいと思っております。
そうそう、先日たまたま本屋で手に取りました植松三十里さんの「大奥延命院醜聞」が、家斉・近衛寔子(このえただこ)=寧姫・大奥の大崎が登場してました。家斉30歳のころのお話だそうです。ただし主要登場人物ではありませんが……。(※姉小路は架空の人物です)
私のような資料探し下手と違って優れた時代作家の植松さんはしっかりと資料を集めていらっしゃいます。少年将軍家斉と少女正室寧姫が30になった時、大奥はどうなっているのかなと思いつつ今読み進めております。
江戸幕府が崩壊した理由は家斉の浪費だとか、家斉はやる事だけしか頭にない馬鹿将軍とか、よく目にする話なのですが、本当でしょうかね。私は違うと思います。政策の失敗だと思います。そして家斉は案外しっかりした人物だったと思います(少年時代にはコドモだったでしょうけど)。
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大胆な官能表現、素晴らしかったです。
読んでいて映像が自然と浮かび、ビンビンに
感じさせていただきました!
僕もニブチンだろうな、、などと思いつつ、、
読み終わった後、なんかあったかい感じになり、
一人で頷いてました。
第三章がアクセント効いててよかったなぁ~。
個人的に、積極的な「めぐみ」が好きでした^^
次は先生のどの作品を読もうか、吟味中・・。
これからも応援させていただきます、先生!
書評とか偉そうな事書けないので、とりあえずは
感想を書いてみました・・・。